1年越しの『RefRain』

 【はじめに】

 2016年12月21日、上田麗奈さんのデビューミニアルバム『RefRain』が発売されました。本日は、ちょうど発売から1年が経過した日です。この記事は、この1年の間、ぼくが『RefRain』を聴き続けてきたという単なる記録を残したいと思い、書き始めています。

 

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 【曲を聴いて気持ちが固まる:2016/11/05 ~ 2016/12/17】

 「海の駅」が初の解禁曲でした。ありがちなポップスがくることはなさそうだ、ということはなんとなく予想はしていたものの、凄く良さそうな仕上がりになっている、と素直に思いました。ひょっとしてとても良いアルバムが出来上がるのでは、という期待が生じました。その後も予想を良い意味で裏切る珠玉の曲が次々とラジオでオンエアされ、「あなたの好きなメロディ」を聴く頃には、絶対にこのアルバムを聴かなければならない、という思いが募っていました。

 

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 【再生1回目:2016/12/20】

 労働を早く切り上げ、浮遊したような気持ちで秋葉原へ向かいました。この日はCDのフラゲ日ということもあり、アニメイトがとても混んでいたことを鮮明に覚えています。その後、『RefRain』を買って帰ったはいいものの、外をほっつきまわり、走り、帰って掃除をしてみたりと、尋常ではなく落ち着きませんでした。たかがミニアルバムを聴くということだけでここまで迂回しなければならないのか、と自分でも呆れました。聴き始めたのは日付が変わる前、そろそろ寝静まる時間だというのにスピーカーで、ソファに座りながらでした。聴き終えた最初の印象は、自分と非常に隔絶しているところで繰り広げられているような、けれども対話的でもあるような、そんな世界のアルバムであり、とにかく魅了された、ということしか覚えていません。この先、何度聴くことになるんだろう、とも思いました。まさかあっさり100回を超えるとは..。

 

 【再生6回目:2016/12/21】

 『RefRain』を聴きながらランニングをしてみました。「あなたの好きなメロディ」でちょうど自宅付近の街路に戻ってこられるようにコースを組み、大団円感が出るようにしたことを覚えています。アルバムは計30分弱なので、そこそこの距離が走れます。ぼくはこれを気に入って「RefRan」と名付けました。

 

 【再生10回目:2016/12/21】

 徐々に生活の中に『RefRain』が馴染んできました。曲は全て、アルバム発売前、「Radio RefRain Letter of "R"」という宣伝番組の中で聴いていたのですが、やはり摂取量が多くなるとだんだん曲ごとの特徴がはっきりしてきます。この時のお気に入りは「ワタシ*ドリ」でした。

 

 【再生42回目:2016/12/31】

 今年はこれで締めくくる以外にない、と思い、帰省先の部屋で一人『RefRain』を聴きながら年を越しました。この時から、再生した回数をちゃんと記録しておこうと思うようになりました。幸いなことに『RefRain』の評判はとても良いように見受けられ、Twitterでの感想を見ながら嬉しいと感じていました。

 

 【再生100回目:2017/01/10】

 正月にあまりに聴きすぎた結果、あまりにも早く再生回数が100回に到達していました。

 

 【再生121回目:2017/01/17】

 この日は上田麗奈さんの23回目の誕生日でした。とはいえ、特にぼくに何かできることはないので、ひたすら23kmを走ることしかできませんでした。

 

 【再生149回目:2017/02/03】

 さすがに聴きすぎだろう、と思い始めました。他のことについて考えている間も、ひょこっと『RefRain』の曲たちが顔を出し、ふとこちらが顔を向けるとまたすーっと消えていくような、そんな日々になっていたので、困ったなぁという感じでした。ぼくだけそんな感じなのも癪なので、なるべく多くの人を巻き込もうと、Twitterでしきりに『RefRain』を聴いてほしいと言い始めたのもこの時期からだった気がします。

 

 【再生202回目:2017/03/06】

 徐々に「マニエールに夢を」が好きになってきた時期です。アルバム発売前は、「海の駅」がリード曲である、ということが各種媒体で述べられていましたが、実はこの曲こそがアルバムを陰で指揮している、隠れリード曲なのではないか、と思うようになりました。以来、一貫してぼくは『RefRain』の中でどれを一番最初に聴くべきかといえば (そんな問いを投げかけられたことは一度もありませんが) 、「マニエールに夢を」ではないか、と思っています。

 

 【再生279回目:2017/05/12】

 だんだんと『RefRain』発売の衝撃 (?) も和らぎ、奇天烈な人を除いてあまりアルバムのことを話題に上げることはなくなってきた為、そろそろ自分でもこのアルバムを聴いて感じたことをまとめておかなくては、と思うようになりました。2017年の私的な目標として "ブログを継続的に書く" ということがあり、最初の投稿は『RefRain』のことになるだろうな、と思ってはいたものの、いざ書き出すと全くまとまらず、さらっと自分の言葉を書ける人を羨ましく感じました。

 

 【再生308回目:2017/06/16】

  「車庫の少女」が車庫から飛び出していました。今度はどんな曲が出来上がるんだろう、という楽しみが溢れてきた告知でした。同時に、これは早く『RefRain』のことをまとめないと収拾がつかなくなる、と焦り始めました。この日、『RefRain』を聴きながら、6/21に急遽休みを取り、集中してアルバムの感想をまとめようと決心しました。

 

 【再生313回目:2017/06/21】

 初めて歌詞カードを読みながら『RefRain』を聴き、その後人生で初めてブログを書き、『RefRain』について思っていることをまとめました。とにかく多くの人に聴いてほしい、そのためには何かしら情熱がこもった文章じゃないとダメだ、と思って書きましたが、初めて見る人にとってはなんじゃこりゃな文章になっており、大失敗という他はありません。下書きが残っているので読み返すと、量がとんでもないことになっているので、大鉈を振るって切り詰めに切り詰め、苦しみながら書いたことを思い出しました。作詞をするのもこんな感じなのかな、と大それたことも思っていました。

 

 【再生314回目:2017/07/01】

 ブログをまとめたことで心神喪失し、丁度いい機会なので一度時間を置いて改めて聴こうと考え、1週間と少し経ってから改めて聴いたという、とても印象に残っている日です。「海の駅」が思った以上にしみ込んできて、ちょっと別のステージに移行したかな、という感覚になりました。

 

 【再生390回目:2017/09/23】

 ちょうど1年前に『RefRain』の発売が告知された日でした。発売告知 (?) の3つの動画「Letter of "R"」を改めて視聴し、胸がいっぱいになりました。

 

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 【再生400回目:2017/10/08】

 この節目で、再生回数が365を越えていることに気がつきました。まさか、1日1回以上聴いていることになるとは..。発売前には夢にも思わなかったことです。やや近づきがたかった「毒の手」も、この時はすっかり仲良しの曲になっていました。

 

 【再生425回目:2017/11/08】

 「マニエールに夢を」は、1曲目に収録されているのでどうしても再生回数が多くなり、この時にぼくのiTunesで歴代再生回数1位と曲となりました。恐ろしいことに、そこまで聴いておきながら、この曲の奥にはまだまだ色々なことがありそうで、全く飽きてくることはありません。

 

 【再生447回目:2017/12/21】

 今、このブログを書いているとき、『RefRain』を聴いています。アルバム発売1周年、本当におめでとうございます。気の赴くまま、歩き続けて下さい。