2019年のアルバム30選くらい
去年の同じ時期くらいに2018年のアルバム30選くらいという記事を書いており、今年も思い出したので同様に書く。
まだ2019年が終わっていないので、正直去年のこのくらいの時期にどうして選出していたのかは謎である。
今年は本格的に Spotify を使い始めた年だった。非常に便利なアプリケーションなのだが、音楽体験がより広くかつ自由になったかというと微妙な気はする。YouTubeや他の音楽メディアのいいところを取り入れていってほしいと思う。
特に並び順に意味はない。
01. 『((( 1 )))』((( O )))
02. 『1000 gecs』100 gecs
03. 『834.194』サカナクション
04. 『Apollo XXI』Steve Lacy
05. 『ARIZONA BABY』Kevin Abstract
06. 『Atlanta Millionaires Club』Faye Webster
07. 『BE KIND REWIND』lyrical school
08. 『The Big Day』Chance the Rapper
09. 『Father of the Bride』Vampire Weekend
10. 『FOR YOU AND I』Loraine James
11. 『Fuzzybrain』Dayglow
12. 『Ghosts』ミツメ
13. 『Gorgeous』Zilo
14. 『House of Sugar』(Sandy) Alex G
15. 『i,i』Bon Iver
16. 『Immunity』Clairo
17. 『JESUS IS KING』Kanye West
18. 『MAGDALENE』FKA twigs
19. 『Norman Fucking Rockwell!!』Lana Del Rey
20. 『Only Diamonds Cut Diamonds』Vegyn
21. 『Over It』Summer Walker
22. 『Piercing』小袋成彬
23. 『Ribbons』Bibio
24. 『Sensitive Soul』Hope Tala
25. 『Tabula Rasa』People In The Box
26. 『thank u, next』Ariana Grande
27. 『TOKI CHIC REMIX』土岐麻子
28. 『ZUU』Denzel Curry
29. 『海と宇宙の子供たち』Maison book girl
30. 『見っけ』スピッツ
31. 『午後の反射光』君島大空
おまけ. 『何もしてあげられない』22/7
ゼロから聴くTokyo 7th シスターズ曲3選
・ひよこのうた
・Snow in "I love you"
music.apple.com
・プレシャス・セトラ
2018年のTokyo 7th シスターズ
インターネットのディストピア
現在、世界ではGoogleによるパーソナライズとAmazonによるレコメンデーションが全面的に進行している。この状況は恐ろしい程便利であり、それがなかった時代のことを想像することが難しくなった。インターネットは、ますます世界中を飲み込み、いずれすべてのモノがインターネットに繋がることになるだろう。その時、ますます人々の傾向があらわになり、未来は予測され、リスクは最小化されていくだろう。
しかしその予測された"未来"は、既存の知識に近い未知だけで構築される種類のものである。世界には本当にまったく予測できない側面がある。ビッグデータ?統計?そんなものはまったく無力な現象が世界にはあるということを、私たちはよく知っている。未来とは、過去を切断して跳躍することで展開されるものでもあるのだ。未来への跳躍は偶然に満ちている。偶然は他者と出会うことによりもたらされる。自分とは、そんな偶然に満ちた中でたまたま引き受けたものにより作り上げられるのである。
2018年7月、2034年7月 日本武道館
あの日の武道館にはセブンスシスターズはいなかった。しかし、777☆SISTERSは確かにセブンスシスターズの反復であった。そもそも、777☆SISTERSというユニット名は、自らがセブンスシスターズの反復であるということを引き受けているように思われる。これらユニット名は、単なる連続性ではなく、個別のアイドルユニットを超えた無限の時間があるように感じさせる。この永遠の繰り返しの枠組みが、アイドル達が歌い踊る舞台なのだ。
あの日武道館にいることができたのは偶然であった。なんせ平日開催だ。会場に向かう途中の風景は忘れられない。この場にいることができて良かったと無意識のうちに感じていた。
OPで「Melody in the Pocket」が流れた時、信じられない一瞬に触れることができたと思った人間は僕だけではないはずだ。
観ている人に向って演奏するのは音楽の本質ではないという意見もある。だが僕は、音楽とは、人が人に向けて発する何かであるという気持ちを捨て去ることが難しい。音楽を聴くこととは、他者を探すことである。
偶然と運命
九鬼周造は、『偶然性の問題』の中で「偶然性の根源的意味は、一者としての必然性に対する他者の措定といふことである。」と述べている。情報社会の人間はインターネットという必然の世界にこもる。その人間にアイドルが音楽を届ける。現在という時間が、必然ではなく、偶然によってもたらされたことを伝えるために。そのことが意味を持つとき、人間に偶然を運命と感じさせるのである。
「この色、いいな」終了に寄せて
上田麗奈の「この色、いいな」【コラム】 | WebNewtype
ロケ地を実際に訪れてみようと思い立ったのは、第4回の「神楽坂の小路を散歩&色探し」からであった。以来、コラムに出てきた場所を訪れることが習慣になっていた。以下はその抜粋である。
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住所の情報からある程度撮影場所に目星はつくものの、実際に行ってうろうろとさまよう時間も多かった。朝に出かけて暗くなるまでいた時もあった。撮影スポットが見つかった時は嬉しかった。もう新たなコラムは供給されず、再び出不精の日々に戻ることになる見込みが高い。
撮影場所は東京都・神奈川県のみであり、関東圏の人間であれば訪れることは容易である。各々やられた写真があれば、好きな場所を訪れてみると良いと思う。特にお店の場合は、閉業する前に。
上田麗奈さん、スタッフの皆様、全75回お疲れ様でした。企画を続けて頂きありがとうございました。
2018年の曲50選くらい
アルバム30選に続いて書く。例によって、番号を付与しているが、数えるためなので順不同であり、特に順序に脈絡や意味はない。
50. Summer Reminds Me - 小袋成彬
「今日はゆっくり帰ろう」という歌詞がある。そう思ったときによく聴いた。
49. It's Not Living (If it's Not With You) - THE 1975
タイトルにもある歌詞が頭から離れない。
48. 薄闇の花 - cero
47. 哀しい予感 / リリウム - haruka nakamura
46. DAVID BOWIE ON THE MOON - 七尾旅人
45. Slow Burn - Kacey Musgraves
何時間でも聴いていられる。
44. This Old House Is All I Have - Against All Logic
43. Monster - ALASKALASKA
今年初めて知ったアーティストだがどの曲も良い。
42. Thug Tears - JPEGMAFIA
41. Things - Louis Cole
40. That's A Lifestyle - Dirty Projectors
39. Summer Gate - 佐藤千亜妃
38. Come Over - The Internet
37. Color of Anyhow - Beverly Glenn-Copeland
36. New Coupe, Who Dis? (feat. Mick Jenkins) - Smino
35. 花の世紀 - 曽我部恵一
34. Inner Blue - パソコン音楽クラブ
33. When the Sun Goes - Emily Yacina
32. MOONLIGHT - tofubeats
31. Old Town - Say Sue Me
30. No Real Friend - Jorge Elbrecht, Ariel Pink
29. 愛のヘブン - Chara
28. Assume the Worst - DRAMA
27. Make It Right - Ed Mount
26. Washing Machine Heart - Mitski
25. Changes (feat. JJJ) - STUTS
24. Parking Lot - Grouper
23. sands - Ghost like girlfriend
22. Before You Get a Boyfriend. - Phony Ppl
21. In The Morning - Jay Prince
20. It Run's Through Me - Tom Misch
19. KESHIKI - APOGEE
18. 何度でも繰り返し夢見る - ものんくる
17. 影の電車 - Maison book girl
16. Speaking Terms - Snail Mail
15. Make Me Feel - Janelle Monáe
14. Your Dog - Soccer Mommy
13. 銀河絵日記 - 原田知世
12. 時間がない - KIRINJI
11. Shattered Dreams - Earl Sweatshirt
10. Alger la blanche - Nicolas Godin
08. イン・ザ・サン・アゲイン - サニーデイ・サービス
07. 夏のよう - 羊文学
06. Water - Ra Ra Riot
05. Addictions - Lucy Dacus
04. Sleep - Hatchie
03. BUDDY feat. PUNPEE - BIM
02. Rosebud - U.S. Girls
01. ストロー - aiko
00. あなた - 宇多田ヒカル
2018年のアルバム30選くらい
番号を付与しているが、数えるためなので順不同であり、特に順序に脈絡や意味はない。
本当は10選にしたかったが、決めきれないので増やした。2018/12/22 15:30時点の情報なので、年末には変わるかもしれない。
コメントがないのも味気ないので、どんなお酒が合うかというコメントを添えている。
年末のお供探しにどうぞ。次回予告は2018年の曲50選。
30. 『Yes Today』Freelance
合うお酒:ビター・カルーアミルク
29. 『Dirty Comptuer』Janelle Monáe
合うお酒:マルガリータ
28. 『The Optimist』Ryan Porter
合うお酒:アーリータイムズ
27. 『Stray Dogs』七尾旅人
合うお酒: フラーズIPA
26. 『Be the Cowboy』Mitski
合うお酒:モヒート
25. 『Eutopia』 STUTS
合うお酒:イネディット
24. 『Lush』Snail Mail
合うお酒:ジン・トニック
23. 『Some Rap Songs』Earl Sweatshirt
合うお酒:宝 焼酎ハイボール <ドライ>
22. 『Grid of Points』Grouper
合うお酒:オクトモア
21. 『ASTROWORLD』Travis Scott
合うお酒:モスコ・ミュール
20. 『Clean』 Soccer Mommy
合うお酒:ホワイトラム
19. 『2012 - 2017』 Against All Logic
合うお酒:五粮液
18. 『Heaven and Earth』 Kamasi Washington
合うお酒:ラフロイグ
17. 『ルール・ブルー』 原田知世
16. 『A Brief Inquiry Into Online Relationships』 THE 1975
合うお酒:タリスカー
15. 『yume』 Maison book girl
合うお酒:アブソルート ウオッカ
14. 『STEREO』 大橋トリオ
合うお酒:ゴッド・ファーザー
13. 『Veteran』 JPEGMAFIA
合うお酒:スレッジハンマー
12. 『RELOADING CITY』 ものんくる
合うお酒:コロナ・エキストラ
11. 『Au service de la France』 Nicolas Godin
合うお酒:ドゥピュイ
10. 『Lamp Lit Prose』 Dirty Projectors
合うお酒:ホワイトベルグ
09. 『Where We Were Together』 Say Sue Me
合うお酒:ターコネル
08. 『Hive Mind』 The Internet
合うお酒:ソルティドッグ
07. 『Geography』 Tom Misch
合うお酒:響
06. 『POLY LIFE MULTI SOUL』 cero
合うお酒:フランチャコルタ・アルマ・グラン・キュヴェ・ブリュット
05. 『分離派の夏』 小袋成彬
合うお酒:アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ
04. 『Golden Hour』Kacey Musgraves
合うお酒:ダイキリ
03. 『愛をあるだけ、すべて』 KIRINJI
合うお酒:ヱビス マイスター
02. 『Memory Lame』 Giraffes? Giraffes!
合うお酒:タラモアデュー
01. 『The Beam』 BIM
合うお酒:シーバスリーガル
00. 『girls,dance,staircase』牛尾憲輔
合うお酒:ピュリニー・モンラッシェ
XX. 『初恋』 宇多田ヒカル
合うお酒: ブルームーン